2016年11月28日より投資信託を扱うことになりました。
方向転換かよー、
って思いましたが
普通にノーロードが扱えます、
みたいにならないのが松井証券らしいところ。
- 手数料を抑える
利用料(預かり資産に対する手数料)、購入手数料は無料です。
ちなみにウェルスナビだと預かり資産の1%を手数料として取られます。 - ロボアドバイザー(ロボアド)を導入する
ファンドラップから顧客を奪いたい様子がうかがえます。
評判が気になるところですが、期待を持って早速利用開始しました。
体験記を書いてみます。
長期で低リスク・低コストで積み立て運用したい方にはおすすめです。
投信工房の概要
公式HP:投信工房によると特長は3つです。
それぞれについての所感も一緒に書いておきます。
- あなたに最適なポートフォリオをご提案
質問に回答すると作成してくれますが、そもそもポートフォリオに意味があるかが謎です。
投信工房以外にも資産運用していることが多いと思うので、結局とのころ保有資産全体を考えて自分で構成しないと意味がいないです。
お勧めしてくる投資信託ですが、信託報酬が最も安いものを選んでくれません。
例えば、アセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズをオススメされたのですが、ニッセイの方が信託報酬が安く、純資産も大きいので安定性の観点からもニッセイを手動で選択しました。
続々と新しい投資信託が追加されていますが、結局ニッセイが一番信託報酬が安く、出来高も安定しているので、そのまま放置しています。
また、比率ですが信託報酬の手数料を抑えるためか、低コストの国内債券の比率が高い印象があります。
国内債券はリターンが小さいので私は不要ですね。
ということで結論、オススメはほぼ役に立たず、自分でポートフォリオを手動で設計した方がよいと思います。 - 人手を介さないので『低コスト』
以前は「最も信託報酬が高いもので、1.182%です」という文言があったのですが、アクティブファンドがどんどん追加されていることもあり削除されています。
コモディティーは信託報酬はやっぱり高めです。
海外株式も高めですが、0.6%程度に抑えられており、安い部類だと思います。
「年間の平均信託報酬は0.34%。」の文言も削除されています。
が、私が作成したポートフォリオは0.210%。
その名の通り、低コストと言えると思います。アクティブファンドの扱いはないのも好感が持てます。
長期運用においてアクティブファンドがうまくいくケースは稀なので。
基本的にはインデックスファンドが中心ですが、アクティブファンドのひふみプラス(レオス)の取り扱いもあります。
ひふみプラスはカンブリア宮殿で取り上げられたこともあり、人気ができてるのですが、信託報酬がすごく高いのでご注意ください。
最近、追加されるものはアクティブファンドがメインになってきています。
松井証券はもともとアクティブファンドに対して批判的なイメージがあったのですが、方針変わったんですかね。
新しいものが登場するたびに新しいものをチェックしますが、信託報酬が高いものが多く、魅力的なものは追加されないです。
- 100円からスタートできます
以前は500円だったのですが、ハードルがさがりましたね。
投資の方針として10年以上の長期運用をお考えの場合、分散投資は大事になります。
保有資産の分散だけでなく、購入日の分散も大事になってきます。
と、考えると少額で毎日購入できる投信工房はありがたいです。
通常の投資信託でも購入日の分散ができますが、毎月といった単位であることが多く、月末月初などのシーズナリティのリスクの軽減が弱くなることが多いです。
よって、同じ毎月1万円の積み立てをするとしても、
「500円×20日」の方が「10,000円×1日」より望ましいと言えるでしょう。
ただし、500円をポートフォリオの割合で分割して購入してくれないです。
1つの商品を購入し、割合のバランスが崩れたら他商品を買うことで割合を保っています。
よって、序盤は目標ポートフォリオと保有ポートフォリオの割合は結構ずれてしまいます。
100円で積み立てると年間2万円でちょっと気が長くなるので、さすがに500円か1000円位にはした方がいい気がします。
NISAを使うべきか
投資信託の購入にはNISAが使えます。投信工房で使うべきか、ですが、使わないほうがいい、と思います。
- 株式のように売買時に手数料が発生する
松井証券の場合、NISA口座の株式売買手数料は無料です。 - 配当がもらえて、税金を取られる
NISAの場合、配当に対して税金が発生しません。
ただし、株式は買わない、といった方でNISAの使い道がない場合は投信工房でご利用いただいてもいいと思います。
投信毎月現金還元サービスが2020年4月開始
販売会社(松井証券の取り分)の手数料が0.3%を超える分を利用者に還元します、というものです。
これに該当する投資信託は手数料が高いため、ご注意ください。
インデックスファンドの多くは手数料が0.3%未満のためこのサービスの対象外となります。
やっぱり株は個別銘柄で買いたいよね、という方へ
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