2018年2月4日日曜日

松井証券と提携したOwnersBookはオススメか?

松井証券が投信工房を作った話を当ブログで紹介しました。
松井証券の投信工房がおもしろい 

松井証券から別の投資商品が紹介されています。 

2018年2月4日より、不動産投資クラウドファンディング『OwnersBook(オーナーズブック)』が松井証券上で取り扱われます。
松井証券のニュースリリース

業務提携という形で会員登録が別途必要のため、手続き面倒なのですが、ちょっと考えてみました。

クラウドファンディングとは

端的にいうと
  • 借り手の信用度が低く、ハイリスクな投資
  • リターンは銀行預金や株の配当金よりは大きい
  • 少額で投資可能(OwnersBookの場合は1万円から) 
となります。

投資対象は色々あるのですが、OwnersBookの場合は不動産投資になります。


OwnersBookの物件一覧を見てみよう

物件一覧
予定年利回りは4-5%が中心です。
最大14.5%となっておりますが、結構ばらつきは少なく、4-5%がメインのようです。


投資できる物件はあるか?

利用者がそんなに多くないから物件が少ないってあり得ないよね、と思われるかもしれませんが、それ以上に投資対象物件が少なく、すぐに売り切れ状態にあることが多いです。
OwnersBookのその状態になっており、数物件ほどしか投資対象がなさそうです。
このような状態だと金利を無理に高くする必要がなくなるため、貸してにとっての優位性が低くなるのかな、と思います。


運用利回りは高いか

この利回りが高いかというとそうではないかと思います。
手軽にできる不動産投資であるJ-RIETとそんなに変わりがないのが理由です。

J-REITの利回り
2018年2月4日時点では平均で4.01%です。

OwnersBookだと5%のあるからそっちの方がいいよね、と思うかもしれませんが、リスクが違います。
J-REITは運用企業が大手企業ですし、運用報告が義務づけられていることからも監視の目がたくさんありますし、1%程度だと魅力はないかな、と思います。


確定申告は必要か

雑所得の扱いになるため20万円以上の収益になる場合は必要のようです。
株やJ-REITの場合は特定口座を開けば、手続不要なことを考えるとやっぱり面倒な気がします。


ということで結論 

J-REITで良いかと思います。
個別銘柄を買う場合は株価の変動をみて高値掴みしないようにがんばってみてください。

少額から始めたい場合はETFのJ-REITがお勧めです。

NISA口座を使えば税金も取られないで済みますのでNISAの活用もご検討を。